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Lesson 4

Bilingual Effects in the Brain
脳のバイリンガル効果



bilingual バイリンガル(の)
(2つの言葉を操る能力、およびその能力を持っている人を指します。1つの言葉を操る場合はモノリンガル、多数の言葉を操る場合はマルチリンガルと言います。日本語訳では、英文にはない「モノリンガル」と「マルチリンガル」をそれぞれ1つ・多数の言葉を読み・書き・話し・理解できる能力・人という意味で使っています)
effect 効果、影響、結果
more than one 1より大きい、2つ以上
(正確には more than ~ はその数を含みません)
cause 引き起こす、原因になる
enhance 高める
mental abilities 知能、知的能力
similar types of ~ 似たタイプの~
master 習得する、マスターする
instrument 楽器
recently 最近
publish 出版する、発表する
researcher 研究者
academic 学問的な
journal 雑誌
proceeding 会報、進行
academy 学会、アカデミー、学園

suggest that ~ ~と提唱する・提案する・示唆する
find it easier to ― ―することがもっと簡単だとわかる・気づく
pay attention 注意を払う
those who ~ ~する人
in the way ~ ~のような方法で
process 処理する
speech sound 言語音、音声
be good at ― ing ―するのが上手・得意です
be better at ― ing ―するのがもっと上手・より得意です
pick out ~ ~周囲のものと区別する・を識別する
syllable 音節
at the same time 同時に


複数の言葉を学ぶことは、知的能力を高めてくれる変化を脳の内部にもたらすかもしれないと長い間、科学者は信じてきています。長時間練習することで楽器をマスターしている音楽家の脳の内部に、似たタイプの変化が起こる可能性があります。新たな研究が、ノースウエスタン大学の研究者グループによって、最近、発表されています。『米国科学アカデミー紀要』と呼ばれる学術雑誌に発表されました。2つの言葉(「2か国語」と訳してはいけません)を話す人は、1つの言葉(「1か国語」と訳すのは、世界の言語事情を無視しすぎていて、あまりにも無知を露呈しすぎていてダメです)しか話せない人よりも簡単に注意を払えると思っているのかもしれないと、この研究は示唆しています。この研究は、バイリンガルの人の脳とモノリンガルの人の脳が言語音を処理する方法の違いを見つけました。たとえ他の(何人かの)人が同時に話しているときでも、バイリンガルの人は(モノリンガルの人より)「ダ」とか「タ」のような音節を(周囲の雑音の中から)識別するのが上手です。




in hearing 聞くことにおける、聞く際の
seem to ― ―のように見える・思える
improve 改善する、向上させる
memory 記憶
become good at ― ing ―するのが上手になる
relevant 有意味な、関連した、適切な
mental 頭脳活動の、精神の
juggler 曲芸師、ジャグラー
professor 教授
part of ~ ~の一部、~の一員


聞くときのこうした違いは、複数の言葉を話す人の注意力と記憶力を向上させるようにも思えます、と研究者は言います。「頭の中に2つの言葉を持っているのですから、意味のあるものと、意味のないものを選ぶのがとても上手になります。頭脳活動のジャグラーなのです」と、ノースウエスタン大学の神経生物学教授で、研究チームの一員だったニーナ・クラウスさんは言います。




colleague 同僚
test 検査する
involuntary 無意識の、いやいやながらの
neural 神経の
response 反応
compare A to B AとBを比較する、AをBにたとえる
signal  合図、信号
teenager 十代の若者
quiet 静かな
with no trouble 問題・困難なく、簡単に、苦もなく
background 背景
be much better at ― ing ―するのがずっと上手です
detect 見つける、感知する、検出する
nervous system 神経システム
react 反応する
differently 異なって


この研究で、クラウス博士と同僚たちは、言語音に対する無意識の神経反応を検査しました。チームは、英語とスペイン語を話す23人の十代の若者の脳の信号と、英語だけを話す25人の十代の若者の脳の信号を比較しました。静かなときには、両方のグループ共に実験に使った音節「ダ」を簡単に聞き取ることができました。しかし、背後に雑音があるときには、バイリンガルの学生たちの脳の方が、ずっとうまく「ダ」の音を聞き取れきました。「バイリンガルの人の神経システムが、モノリンガルの人とは違ったカタチで音に反応することがわかりました」と、クラウス博士は言います。




adapt 適合させる、順応させる、改変する
this adapting of ~ このような~の順応、~をこのように順応させること
allow 人 to ― 人が―することを許す、主語のおかげで人は―できる
flexible 柔軟な
become better at ― ing ―するのがもっと上手になる
multitask マルチタスク
(同時に複数の作業をこなすこと、また、その能力)
priority 優先順位
withstand 持ちこたえる、耐える
ravage 大破壊、破壊行為、破壊する、損なう
the ravages of ~  ~の破壊行為、~が行う破壊、~によって引き起こされる破壊
indeed 実際
prevent 妨げる
dementia 認知症
delay 遅らせる
Alzheimer’s disease アルツハイマー病
on average 平均して


神経システムをこのように順応させるおかげで、脳はもっと柔軟になれることを、最近の研究は示唆しています。2つ以上の言葉を学ぶ人は、マルチタスクや優先順位をつけるのが(モノリンガルの人より)もっと上手になります。加齢がもたらす破壊に対して(モノリンガルの人より)よりうまく耐えられさえするかもしれません。実際に、ある研究は、第2言語を話せることは認知症を防ぐことに役立つかもしれないと示唆しています。アルツハイマー病を平均すると4年遅らせることさえできるかもしれません。




report 報告する
memory 記憶
conclude 結論づける
be better off いっそう裕福な、より幸せな、より良い
three times less ( than ~ ) (~より)3倍少なく→(~の)3分の1に
be likely to ―  ―する可能性が高い
cognitive 認識の、知的作用の
being compared with ~ ~と比較して


ルクセンブルクにある健康研究センターの研究者は2011年、マルチリンガルは記憶力を補うかもしれないと報告しました。このグループはマルチリンガルの高齢者を調査し、より数多くの言葉が話せれば話せるほど、いっそう幸せだという結論を得ました。3つの言葉を話す人(=トリリンガルの人)は、バイリンガルの人と比べて認知問題を抱える可能性が3分の1でした。




have trouble ― ing ―することに困難・問題を持つ
have little trouble ― ing ―することにほとんど困難・問題を持たない
being raised in ~ ~で育てられた
from birth 生まれたときから、生まれつき
preference 好み
the native language 母語、第1言語
womb 子宮
distinguish 区別する


赤ん坊はバイリンガルの技術を伸ばすのにほとんど困難がない(→赤ん坊はバイリンガルの能力を簡単に身につけられる)ということを示唆している他の新しい研究もあります。ブリティッシュコロンビア大学の研究者グループは、バイリンガルの家庭で育った赤ん坊を研究しました。生まれたときからこうした赤ん坊たちは、まだ子宮にいるときに耳にした(2つの)母語のうちのどちらにも好みを示し、2つの母語の間(の違い)を区別できるということを発見しました。

コメント

  1. これってlesson4じゃなくて5だよね

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    返信
    1. 他のサイト的に前のレッスン5は違う題材だし前の教科書ではレッスン4だった可能性が微レ存…?

      削除
    2. 現在は5です

      削除

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