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Lesson 4

Chanel’s Style
シャネルの流儀

Part 1

once every ~ years ~年に1度
powerful 力強い、強力な
innovator 革新者
appear 現れる
recent 最近の
leader リーダー、指導者
IT = information technology 情報技術、情報工学
industry 産業

keep ― ing ―し続ける
introduce 紹介する
innovative 革新的な
product 製品
portable 持ち運びできる、携帯の
smartphone スマートフォン
tablet PC タブレット型パソコン
personal computer パソコン
graduation 卒業
ceremony 式典
offer 提供する、述べる
secret 秘密、秘訣
convince 確信させる
be convinced that ~  ~ということを確信している
have got to ― ―しなければいけない

not so long ago それほど遠くない昔
impact 影響、衝撃
fashion ファッション
achieve 達成する
meet 満たす
need 必要性
era 時代
drastically 思い切って、徹底的に
once かつて、以前
dress 婦人服、衣服

とてもたくさんの年が経つごとに一度(→数十年に1度?)、すごい力をもった革新者が世界に現れます。最近の一つの例は、IT産業のアメリカのリーダー、スティーブ・ジョブズです。ジョブズは、携帯オーディオプレーヤー、スマートフォン、タブレットPCのような多くの革新的な製品を発表し続けました。こうした製品は世界中で広く使われるようになり、今日、私たちが暮らす様式を(→現代の生活様式を)変えました。スタンフォード大学の卒業式で、ジョブスは次のように言って、自分の成功の秘訣を述べました(→成功の秘訣を次のように語りました)。「私を動かし続けているたった一つのものは、自分がやることが大好きだということだったと確信しています。皆さんも、大好きなことを見つけなければいけません」

それほど遠くない昔、世界に大きな衝撃を与えた、もう一人の革新者がいました。その人はファッション業界にいました。スティーブ・ジョブズと同じように、自分が好きなものを作ることで大きな成功を達成しました。その人の名前はガブリエル・「ココ」・シャネルでした。シャネルの製品は時代の必要性を満たしていて、女性のファッションを徹底的に変えました。シャネルはかつてこう言いました。「私は、ただ自分が着たい服を着てるだけよ。いつだって自分が着たい服を作ってるのよ」


Part 2

at the end of ~ ~の終わりに
upper 上流の
wire-framed 針金で形作られた
waist 腰
lace 締めつける
corset コルセット
decorate 飾りつける
put A in B AをBに置く
the same A as B Bと同じA
exclaim 叫ぶ、声を大にして主張する
design デザインする、設計する
boutique ブティック
comfortable 快適な、着心地のよい

World War Ⅰ 第1次世界大戦
break out 勃発する
the rich お金持ち
the poor 貧しい人たち
inevitably 必然的に
battlefield 戦場
leave 人 to ― 人に―することを任せる、人に―させておく
in place of ~ ~の代わりに
simple 単純な、質素な
functional 機能的な
allow ~ to ― ~が―することを許す
with ease 簡単に
gain 手に入れる
popularity 人気

due to ~  ~のせいで
material 材料
scarce 乏しい、少ない
attention 注意、注目、興味
turn to ~  ~に向ける
jersey ジャージー
previously 以前は
underwear 下着
flexible 柔軟な、しなやかな
rush to ~  ~に急いで行く
influence 影響
modern 現代の


19世紀の末、ヨーロッパの上流階級の女性は、腰をコルセットで締めつけられながら、ワイヤーで型どりされたスカートをはいていました。頭には飾りのついた大きな帽子もかぶっていました。「私はあんな女性たちと同じグループに入りたくないわ」とシャネルは、声を大にして主張しました。1908年、シャネルは小さな帽子をデザインし始め、パリに帽子のブティックを開きました。その後、シャネルは、自分が好きで、着てみたくなるような着心地のよい服をデザインしました。もちろん、コルセットはまったく必要ありませんでした。

1914年、第1次世界大戦が始まり、パリに住むお金持ちも、貧しい人たちもどちらの生活も必然的に変わりました。男の人たちが戦場へ行ったため、女性は男の人の代わりに何でもすることを任されました。こうした女性は、簡単に動けて、働けるような簡素で機能的な服を必要としました。シャネルの服は、こうした女性の必要性を満たし、パリで人気を博しました。

戦争のせいで、服の材料が不足するようになりました。シャネルの注意は、以前は、男性の下着用にしか使われていなかったジャージーに向きました(→シャネルは以前は、男性の下着にしか使われていなかったジャージーに注目しました)。1916年、ジャージーで出来た柔軟性のある服を作り始めました。たくさんの女性が、こうした着心地のよい服を買いに、シャネルの店に殺到しました。シャネルの「簡素な」、「快適な」、「実用的な」スタイルは、現代のファッションに強い影響を与えたのです。


Part 3

lay the foundation for ~ ~の基礎を築く
item 品目、項目
common 共通の、ありふれた
popularize 大衆化する、普及させる
pants パンツ、ズボン
look 外観、装い
in those days 当時、その頃
ride-rode-ridden 乗る
this style of hers 彼女のこうしたやり方
demand 需要
sportswear 運動着、スポーツウエア
out of necessity 必要に迫られて、やむをえず

the image of ~  ~のイメージ
mourning 哀悼、喪の期間
praise 賞賛、ほめること、ほめる
sense 感覚
have no sense of ~ ~の感覚をまったく持っていない
ask for ~ ~を求める
suggestion 提案、示唆、忠告
actress 女優
maid メイド、家政婦さん

moreover さらに
the first to ― ―する最初の人物
shoulder 肩
frustrating イライラさせる
hold 保つ
not …… both of ~ ~のうちの両方を……できるわけではない
therefore したがって、それゆえ
attach 取りつける
attach A to B BにAを取りつける
leather 革
strap ひも、革ひも
so that 主語 can ―  主語が―できるように
throw A over B  AをBにかける


シャネルは、今ではありふれたものになっている現代ファッションの品々の基礎を築きました。例えば、シャネルは女性の「パンツルック」を普及させました。当時、女性は、スカートをはき、両足を片側にそろえながら、馬に乗っていました。しかし、シャネル自身はパンツをはいて、男性のようにして馬に乗りました。シャネルのこのスタイルは、女性のパンツに対する需要を生み出しました(→シャネルのこのスタイルのおかげで、女性がパンツをはくという需要が生まれました)。「他の女の子たちが運動をするためじゃなく、私がスポーツするために、スポーツウエアを作ったのよ。必要に迫られて、自分のために作っただけなのよ」と、シャネルは言いました。

シャネルは黒色のイメージも変えました。1926年、シャネルが「リトル・ブラック・ドレス」を作るまでは、黒は喪服のために使われていました。このドレスが有名なファッション雑誌で絶賛され、黒は服の人気色になりました。シャネルは次のように言いました。「ほとんどの女性も男性も、色彩感覚をまったく持ってないわ。みんな、(プロからの)提案を求めるべきだわ。黒はすべての色の中で一番いい色よ。女優でも、上流社会の女性でも、メイドさんでも、たくさんの人が、私の作ったドレスを着たわ」

さらに、シャネルは、女性用のショルダーバッグをデザインした最初の人物でした。シャネルは、両方の手が使えるわけではないので、カバンを手に持つのはイライラすると感じていました。ですから、カバンを肩にかけられるように、カバンに革のひもを取りつけました。


Part 4

World War Ⅱ 第2次世界大戦
suddenly 突然
most of ~  ~のうちのほとんど
retire 引退する
get tired of ~ ~に飽きる
dramatic 劇的な
comeback 復活
make a comeback 復活する
criticize 批判する
out of date 時代遅れ
suit スーツ(上下セットの服)、一そろいの着るもの
a big hit 大当たり、大ヒット

extremely 極端に、とても
logical 論理的な
practical 実用的な
realistic 現実的な
accept 受け入れる
throughout ~  ~を通じてずっと、~の至る所で
affect 影響する
lifestyle 生活様式

enthusiasm 熱中、熱意、熱狂
push ~ forward ~を前に進める
embrace 抱きしめる、受け入れる
ultimately  最終的に、結局


1939年、第2次世界大戦が始まると、突然、シャネルはほとんどの店を閉めて、引退しました。そのときは、シャネルはファッション業界に飽き飽きしたんだ、と言う人もいます。しかし、1954年、70歳で、ファッションの世界へ劇的な復活を遂げました。シャネルのスタイルはヨーロッパでは時代遅れだと非難されましたが、シャネルのジャージースーツはアメリカでは大ヒットしました。このスーツは、「シャネルスーツ」と名づけられ、働く女性の間でとても人気がありました。シャネルはこう言いました。「私は論理的な人間だから、実用的な服しか作らないの。アメリカには現実的な方が多いから、私の服が受け入れられたのね」 シャネルは生涯を通じて革新者であり続け、シャネルの革新は多くの人のライフスタイルに影響を与えました。

シャネルは、自分が必要とするもの、自分が欲しいもの、自分が好きなものを作ることに強い熱意を持っていました。それがシャネルの仕事を前進させる原動力でした。シャネルが作り出した製品は、世界に受け入れられ、最終的には世界を変えたのです。

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