LANDMARK 2 Lesson 1 単語の意味&本文和訳 保存倉庫


Lesson 1

What’s in a Name?
名前には何がこめられているのでしょうか?

Do you like your name? 君は自分の名前が好きですか?
Who named you?  誰が君の名前を付けたのですか?

Part 1

essay エッセー、評論、随筆
a teacher of ~ ~の先生
ask 人 to ― 人に―するようにお願いする・頼む
explain 説明するfirst name ファーストネーム、名
(日本語で名と姓と名前の3つを区別するよりも、それぞれファーストネーム、ファミリーネーム、名前とした方が自然な気がしてすべて後者を使いました。もちろん、名・姓・名前と訳しても構いません)
meaning 意味
surprise 驚かせる
prosper 成功する、繁栄する
soar 空高く舞い上がる、滑空する
wing 翼
Chinese character 漢字

bright 明るい
gentle 優しい、穏やかな
sunlight 日光
Westerner 西洋人、欧米人
aspect 様相、局面
fascinating 魅力的な
unique ユニークな、独特の
a way to ― ―する方法
express 表現する
image イメージ、印象


これは、日本に住んでいるアメリカ人の英語の先生によって書かれた(→が書いた)名前についての短いエッセーです。

先日、生徒たちに授業で、みんなのファーストネームを英語で説明してくれるようにお願いしたときに、自分の名前は意味がなくて、ただ、心地よい音を持っているだけだという生徒が何人かいました。これには驚きました。日本の方々は自分の名前に意味を持っているとよく聞くからです。けれども、自分の名前についての興味深い話をしてくれた生徒も何人かいました。例えば、翔という名前の生徒は、私に「僕の名前には、翼で空高く舞い上がるように繁栄するという意味があります。翔という漢字が、そういう意味を持っているからです」と話してくれました。もう一人、うららという名前の生徒は、クラスのみんなに、その子の名前は、「春の日差しのように明るくて穏やか」を意味する日本語の「うららか」から来ていると言いました。欧米人にとって、このような日本人の名前の意味している様子は(→日本人の名前がこのように何かを意味しているという特徴は)、魅力的なものです。名前で意味やイメージを表すのはユニークな方法だからです。


Part 2

It is true that ~ ~というのは本当です
hard 熱心に
what to ―  何を―すればよいか
specific 具体的な、特定の
at least 少なくとも
suggest 連想させる、暗示する、示唆する、提案する
beauty 美、美しさ
hope 希望
beginning 始まり

actually 実際に
rare まれ
common 普通の、ありふれた、共通の
character 登場人物
public 公の、公共の、有名な
figure 人物、数字、図形
public figure 有名人
respect 尊重する
names in the family 家族の(他の人に既に使われている)名前
for instance 例えば
name A after B BにちなんでAの名前を付ける
favorite お気に入りの、好きな
practice 風習、習わし、練習
Bible 聖書


欧米人も自分の子供たちにどんな名前を付ければいいのかについて、熱心に考えているのは本当です。アメリカ人の名前には、特定の意味を持っていたり、少なくともイメージを持っていたりする場合があります。例えば、「マーチ」、「エイプリル」、「メイ」、とか「ジューン」は、全部、女の子の名前ですが、春や初夏の月の名前から来ています。こうした名前は美しさや、希望や、物事の始まりを連想させるのかもしれません。

しかし実際は、このような種類の名前はまれです。親たちが好きな名前を選ぶ方が一般的です。時には、好きな映画の登場人物の名前や、尊敬する有名人の名前を選ぶこともあります。家族の名前も同じように人気があります。例えば、おばあさんにちなんで女の子の名前を付けたり、好きなおじさんにちなんで男の子の名前をつけたりします。パパにちなんで男の子に名前をつけることさえ、よくある風習です。有名な本からの名前を使うのも一般的です。『若草物語』という人気のある本の女の子たちにちなんで、私の友達は「べス」と名付けられ、彼女の妹は「メグ」と名付けられました。「ジェイコブ」や「マイケル」といった名前は、聖書からのものです。


Part 3

American South アメリカの南部
notice 気づく
Southern 南部の
middle 真ん中の
not ~ very much あまり多く~ない
quite a lot of ~ とてもたくさんの~
together 一緒に
typical 典型的な
while ~ ~する一方で
likewise 同じように、さらに
frequently 頻繁に、よく

scold 叱る
as well 同様に、おまけに、その上に
suddenly 突然
That is why ~ それが~の理由です、だから~
nowadays 今では、現代


アメリカの南部についての本を読んだり、映画を見たりすると、南部の人の名前について何か面白いことに気づくかもしれません。たいていのアメリカ人はファーストネーム、ミドルネーム、それにラストネームを持っていますが、一般的に言って、ミドルネームはそれほど多くは使われません。しかし、アメリカの南部では、とても多くの人が、ファーストネームとミドルネームを一緒にして1つの名前として呼ばれます。例えば、南部では、「ビリー・ボブ」は男性の典型的な名前です。この場合、ビリーがファーストネームで、一方、ボブはミドルネームです。この2つが一緒になって1つの名前として使われるのです。同じように、「メアリー・アン」も南部では女の子によく使われます。

おまけに、ミドルネームは、誰かをしかりつけるためによく使われます。私はいつもは、両親から「ケイ」とか「ケイティ」と呼ばれました。それが、突然「ケイ・リン」になったのです、両親が私をしかったときには。ですから、今では、リンっていうミドルネームを使うのが好きじゃないのです。


Part 4

whether ~ or not ~かどうか
essential 必要不可欠な、必須の
identity アイデンティティ、同一性
unlike ~  ~とは違って
throughout ~  ~の至る所で
throughout one’s life 一生涯ずっと、一生を通じて
a kind of ~  一種の~、~の一種
comfort なぐさめ、楽しみごと、気楽さ、快適さ
in doing so そうすることの中に・で
after all あれこれ言っても~だから
who we are 私たちが誰なのか、自分の人となり、自分自身
reflect 反映する
affection 愛情
remind 人 of ~ 人に~を思い出させる
ought to ― ―すべき

be lucky to ― 幸運にも―する、―して幸運です
a specific meaning or an image イメージ、あるいは、特定の意味
(これを「特定の意味やイメージ」とすんなり訳すと、「特定の」が「イメージ」にもかかることになり、英文の表現と一致しません。日本語に直すときには、 or の前と後ろを入れ替えて、曖昧さをなくすようにしましょう)

consider じっくり考える
considering ~ ~を考慮すれば
variety 多様性
a great way to ― ―するとてもいい方法
personal 個人の、個人的な
be proud of ~  ~を誇りに思う
tradition 伝統
continue to ― ―し続ける
follow ~  ~に従う、~の後に続く、~を守る
be followed 守られる


自分の名前が気に入っていてもいなくても、名前は自己のアイデンティティのとても大切な部分です。他のほとんどのものとは違って、普通、一生ずっと名前を持ち続けます。そして、そうするのには(=一生ずっと同じ名前なのには)ある種の気楽さがあります。名前は、あれこれ言っても、自分自身なのですから。名前は親たちの私たちへの希望と愛情を反映していたり、自分のあるべき姿を思い出させてくれたり、どこから来たのかを思い出させてくれたりするかもしれません。

日本の人たちは名前にイメージ、あるいは、特定の意味を持てて運がいいといつも思っています。多様性も、素晴らしい意味も(そして、もちろん、心地よい音も)すべてを考慮すれば、これ(=特定の意味を名前にこめたり、何かのイメージを名前に持たせたりすること)は名前をもっと個人的なものにするには、とてもいい方法です。自分の名前について話せる(話があ)るってことは、誇りに思うべきことです。この美しい日本の伝統が、将来も守られ続ける(→踏襲される)ことを希望しています。

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