LANDMARK 1 Lesson 4 単語の意味&本文和訳 保存倉庫


esson 4

Gorillas and Humans
ゴリラとヒト

Part 1

interviewer インタビューする人
have an interview with ~ ~にインタビューする
professor 教授
university 大学
expert 専門家
on gorillas ゴリラに関する
My pleasure. どういたしまして。
I hear that ~ ~らしい、~だと聞いている
Could you ― ? ―していただけませんか?

well そうですね
although ~  ~だけれども
scary 怖い、恐ろしい
be similar to ~ ~に似ている
just as ~ ~とちょうど同じように
eye contact アイコンタクト
each other お互い
greet あいさつする
invite 人 to ― ―するよう人を誘う

seem to ― ―するように思える
relationship 関係
through ~ ~を通して
face-to-face 面と向かっての
communication コミュニケーション
instead of ~ ~の代わりに
body contact ボディコンタクト、体の接触
style スタイル、様式、流儀
base 基礎、土台
conversation 会話
develop from ~ ~から発達する


インタビュアー: 本日はゴリラの専門家、京都大学の山極教授にインタビューをお願いしています。山極教授、お時間をいただき、ありがとうございます。

山極教授: どういたしまして(→いえいえ、こちらこそ、よろしくお願いします)。

インタビュアー: 先生はアフリカで長年、ゴリラとお過ごしになったとお聞きしています。ゴリラへのご関心についてお話し願えますか?

山極教授: そうですね、ゴリラは体が大きくて、怖い顔つきをしていますが、人間とよく似ているんです。例えば、人とまったく同じように、お互いにアイコンタクトを結構、行うんです。互いにあいさつをするときとか、遊ぼうって他のゴリラを誘いたいときとかに、アイコンタクトをします。ゴリラは、体を接触させる代わりに、面と向かってのコミュニケーションを通して良い関係を保っているように思えます。このようなコミュニケーションのスタイルは、人間の会話においても大切な基礎になっています。人間の言葉はこうしたスタイルのコミュニケーションから発達したのだ、と私は考えています。

インタビュアー: とても興味深いですね。


Part 2

aggressive 攻撃的な
get scared 怖くなる
(「 get + 過去分詞 」 = 受動態の1つのカタチとして受け止めるようにしましょう)
beat 繰り返し叩く
chest 胸
gesture 身振り、しぐさ、シルシ
chest beating ドラミング
not always ~ いつも・必ず~するわけではない
(部分否定です)
angry 怒っている

catch 捕まえる
others 他の人、他者
attention 注意
catch one’s attention ~の注意を引く
excitement 興奮
warning 警告
in turns 交替に、代わる代わるに
shout at ~  ~に向かって大きな声で叫ぶ
behavior 行動
approach 近づく
trouble can happen トラブル・事故は起きることもあり得ます・可能性がある
each 1人ひとりが、一つひとつが
warn 人 about モノ  人にモノを警告する


インタビュアー: ゴリラが良い関係を保つためにアイコンタクトを使うなんて知りませんでした。ゴリラは攻撃的な動物だといつも思っていました。ゴリラが胸を打ち鳴らすと怖くなってしまいます。

山極教授: そのしぐさは、「ドラミング」と呼ばれています。ドラミングしてるのを見るとき、ゴリラがとても狂暴になっていると、普通は考えます。しかし、ドラミングは、ゴリラが怒っているということを必ずしも意味するわけではありません。

インタビュアー: なぜ、ゴリラはドラミングをするんですか?

山極教授: ゴリラは、他者の注意を引いたり、興奮していることを示したり、警告を発したりしたいときに、ドラミングをします。若いゴリラが遊んでいるとき、かわり番こに、よくドラミングをします。人間の子供は、遊ぶとき、お互いに大きな声を出して叫び合います。この2つの行為は似ています。また(これとは別に)、ゴリラの2つの群れが互いに接近しているときにも、ドラミングをします。2つの群れが会うと、トラブルが起こる可能性があります。それぞれの群れが、他の群れに近づいていることを警告するのです。


Part 3

So, それでは、それで
it seems that ~ ~のように思える
peaceful 平和な、穏やかな、平和を好む
fight 戦う、争う、争い
try to ― ―しようとする
stop 人 from ― ing 人が―するのを妨げる、主語のおかげで・せいで人が―しなくなる
continue 続ける
such as ~ ~のような
female メス、メスの
stare at ~ ~をじっと見る
move away from ~ ~から他へ移動する

play a role 役割を演じる
force 力、武力
frustration 欲求不満、フラストレーション
remain 残る、~のままである
may happen 起こるかもしれない
on the other hand 一方、他方
as a result 結果として
control 制御する、支配する
some countries use ~ いくつかの国は~を使います→~を使う国もあります
military 軍隊の
military force 軍事力、軍隊、兵力
economic 経済の
method 方法
solve 解く
lesson 教訓


インタビュアー: それでは、ゴリラは穏やかな動物のように思えますね。ゴリラは、お互いに争ったりしないんですか?

山極教授: いいえ、します。同じ群れの中で食べ物を巡って、他のゴリラと時には争います。しかし、2頭のゴリラが争う場合には、たいてい、他のゴリラが、争いが長引かないように止めようとします。

インタビュアー: 誰が、止めようとするのですか?

山極教授: 普通は、メスとかもっと若いゴリラのような、より小さなゴリラが止めようとします。この場合にはアイコンタクトのコミュニケーションも使われます。止めようとするゴリラは、争っている2頭のより大きなゴリラに近づいて行きます。より小さなゴリラは、怒っているゴリラをじっと見つめます。すると、怒っているゴリラたちは、お互いから離れて行きます。

インタビュアー: なぜ、より小さなゴリラが、そのような役割を演じるのですか?

山極教授: もし他の大きなゴリラが争いを止めるために力を使うと、欲求不満が残るもので、もう一つ他の争いが起こるかもしれません。一方、より小さなゴリラは力を使いません。結果として、怒っているゴリラは争いを止めますし、欲求不満もまったく残らないのです。私たち人間は、他の人たちを支配するために力を使うことがよくあります。国と国の間の争いを止めるために、強大な軍事力を使ったり、強力な経済力を行使する国もあります。この方法では、まったく問題は解決しません。

インタビュアー: それは、ゴリラから学ぶことができる教訓かもしれませんね。


Part 4

would like to ― (できれば)―したい
present 現在の
situation 状況、状態
decrease 減る、減少する
extinct 絶滅した
become extinct 絶滅する
less than ~ ~より少ない
be related to ~ ~に関係がある
cellphone 携帯電話
computer コンピュータ

area 地域
produce 生産する、産出する
rare まれな、希少な
metal 金属
rare metal 希少金属、レアメタル
collect 集める
destroy 破壊する
forest 森
in addition さらに
hunt 狩りをする
meat 肉
increase 増える、増加する
right now 今すぐ
relative 親戚、親類
consider じっくりと考える
what we can do 私たちは何をすることができるのか


インタビュアー: 最後の質問ですが、ゴリラの現在の状況についてお聞かせ願えませんか。ゴリラの数は減少してきていると聞いたのですが。

山極教授: はい。 ゴリラは、絶滅しつつあります。10年前には約12万頭のゴリラが、アフリカに暮らしていました。しかし、その数はわずか10年で半分より少なくなってしまいました。今ではアフリカには、わずか3万から5万頭しかいません。これは、みんなも使ってる携帯電話とコンピュータに関係があります。

インタビュアー: どういう意味でしょうか?

山極教授: アフリカはレアメタルを産出する大切な地域です。レアメタルは携帯電話やコンピュータに使われます。レアメタルを集めるために、人々は森に住むゴリラの生息地域を破壊し続けています。そのうえ、肉(を食べる)ためにゴリラを狩ることが増えてきています。今すぐに、この状況を変えなければ、私たちの「親類」は、10年から30年後には絶滅しているかもしれません。

インタビュアー: それでは、私たち一人ひとりがこの状況を理解し、何をすることができるのか考えるべきなのですね。山極教授、ありがとうございました。とても興味深いお話でした。

山極教授: (こちらこそ、)ありがとうございました。

コメント

  1. Part2の日本語訳6行目
    「なぜ、ゴリラはドラミングをするんですか?」
    の“なぜ”の部分、本文は“when”を使っているので“いつ”や“どんなときに”の方が正しいのではないでしょうか。学校の授業では“どんなときに”と訳しました。

    p.s.このサイトはいつも使わせて頂いています。分かりやすくまとめてくださってありがとうございます��

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